Garden―アイの庭へようこそ―

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Garden人生ゲーム〜涼ちゃんといっしょ〜

1(a-0~a-12) 2(b-1~b-4) 3(c-1~c-15) 4(d-1~a-15) 5(e-1~e-15) 6(f-1~f-12)
7(g-1~g-4) 8(h-1~h-9) 9(i-1~i-17) 10(j-1~j-4) 11(k-1~k-9) 12(L-1~L-20)
13(m-1~m-6)

f-1 みんなでキャンプ。よろしく頼むよ委員長っ!人数×(-2000)

絵里香「んー、山はいいねー。空気が違うって感じ?」
瑠璃「海もいいけど、山もいいよね」
トシ「俺は水着が見たかったなぁ」
ジュン「トシはいちいち不純なんだよね」
撫子「何なら、あなただけ水着になる?」
あざみ「それじゃ、ただの変態では・・・」
桜子「・・・」
トシ「いや、距離とらなくていいから。ねぇ何でみんな離れるのよ!」

f-2 トシのマツタケ発見+3000

トシ「キノコ狩りやろうぜー」
涼「そんなに簡単に見つかるもんなのか?」
ジュン「どうだろうね、パンフレットには取れそうなこと書いてたけど」
絵里香「ふっふーん、誰が一番取れるか勝負しない?」
瑠璃「エリちゃんやる気だねー」

トシ「うおおおー! これマツタケじゃねーの?」
ジュン「どうかな、トシだし違うんじゃない?」
あざみ「それは・・・カキシメジですね」
涼「食べられるのか?」
あざみ「嘔吐、下痢、腹痛を催すとありますね」
鈴村が手にしたキノコ大図鑑を見ながら言う。
こんなものを準備しているあたりが流石だ。

絵里香「涼ーっ! 見て見て、こんな大きいのが取れたよん」
涼「これまた随分とデカいな」
絵里香「・・・涼のと同じくらい?」
涼「何を言ってるんだ」
絵里香「んー? 涼の腕と比べたんだけど、何か違う想像しちゃったのぉ?」
・・・絵里香はこれだからなあ。

トシ「うおおおー! 今度こそマツタケじゃねー? これ、どーよ」
ジュン「まあ、トシだし違うんじゃないの?」
あざみ「あ、でもマツタケですよこれ」
トシ「ねぇ俺の時代? 俺の時代来ちゃった?」
瑠璃「欲しいなー、欲しいなー。トシくんのマツタケ欲しいなー」
・・・何か別の意味に聞こえるぞ、姫宮。
絵里香「涼ので我慢しなさいって、ほら」
瑠璃「あぅ・・・」
二人とも、何故、僕の股間を見るんだ・・・。

f-3 好きな追加ルートをただでもらう。誰かが持ってたら殺してでも奪い取る。

瑠璃「涼くん、涼くん」
涼「ん、どうしたんだ?」
瑠璃「どうして私のルートはないのかなぁ」
涼「それは・・・大人の事情なんじゃないかな」
瑠璃「大人って大変だね」
涼「大変なんだよ、きっと」
愛「あら、大人も捨てたものじゃないわよ?」
瑠璃「先生は平気なんですか?」
愛「だって、じゃんけんだって後出しの方が強いでしょ? そういうことよ」
瑠璃「なるほどー。良かったね、涼くん」
涼「僕の口からは何も言えません」
愛「もうちょっとだけ、待ってて、ね?」
瑠璃「見捨てちゃ、ヤだよ?」

f-4 涼殿ファンクラブ+10人。みんなから1000徴収。

絵里香「んー、いい企画ないかなー、涼?」
涼「企画?」
絵里香「ファンクラブイベントの企画」
涼「・・・何故その企画を僕が考えなくちゃいけないんだ」
絵里香「だって、こっちで企画しても涼に断られたらパーじゃん?」
涼「それはそうだが・・・」
絵里香「涼はさ、どこまでならオッケー?」
涼「どこまでって、何が?」
絵里香「だから、半裸とかキスとか」
涼「待て、絵里香は僕に何をさせる気なんだ」
絵里香「・・・野球拳?」
・・・思わず吹き出してしまった。
絵里香「何よー、笑うことないじゃんかー」
涼「絵里香は時々オヤジ臭いな、って思ってさ」
絵里香「な、何ですとー!? むしろ涼の方がエロオヤジ入ってるでしょー?」
涼「ともかく、キスも半裸も無しだ」
絵里香「えー! つまんないつまんないつまんなーい!」
不覚にも、むくれる顔がちょっと可愛いな、何て思ってしまった。
涼「そうだな、絵里香の顔に免じて、一緒に写真とか握手くらいなら」
絵里香「おおー、涼にしちゃかなり譲歩したよねー」
一転、笑顔になる絵里香。
うん、やっぱりこっちの方がいいな。
やっかいな約束をしてしまった気もするが。

f-5 スノーボードで骨折。一回休み。イチャラブ☆保険を持っていればナース絵里香の看病で+10000

絵里香「涼、いるー?」
涼「絵里香?」
絵里香「やっほー、ナース絵里香個人的に参上!」
めまいがした。
涼「何でナース服を着ているんだ」
絵里香「どう、似合うっしょ? しかもピンクの奴をわざわざ仕入れてきたんだからねー。感謝しなさい」
その場で一回転する絵里香。
ナースキャップまで・・・いったいどこで仕入れてきたと言うのか。
絵里香「うりうりー、好きなんでしょ? こ、う、い、う、の」
涼「別に」
看護婦さんが嫌いな男なんていないだろう?
そして僕も生物学的には男に分類される。
絵里香「ふっふーん、強がっても駄目でちゅからねー。骨折しちゃった涼ちゃんにナース絵里香が優しく、手取り足取り腰取り看病してあげまちゅ」
涼「っ!」
軽く骨折してギブスで固定している足をはたく絵里香。
絵里香「ご、ごめん、痛かった?」
涼「少しだけ、な」
絵里香「何かして欲しいこととかない? 今だったら特別サービスで何でも聞いちゃうよん」
・・・何でも、と言う表現に心が揺らいだ。
って、何を考えているんだ僕は。
涼「特にないな」
絵里香「えー? 何かあるでしょ普通。おかゆが食べたいとか手を握ってて欲しいとか下の世話とか」
最後のはさすがに困る。
涼「そうだな、少しお腹がすいたかもしれない」
絵里香「よーし、私におまかせあれ」
お腹がすいたと言うのは嘘だ。絵里香には何かしら僕の世話を焼かせないと、どこまでも食い下がるだろうし。

絵里香「はい、あーん」
絵里香がおかゆをスプーンにすくって僕の顔の前に差し出した。
涼「何のつもりだ」
絵里香「だから、あーん」
涼「いや、自分で食べられるから」
絵里香「そっか、猫舌だもんね。冷まさないと。ふーふー」
涼「猫舌じゃないぞ?」
絵里香「はい、涼ちゃん、あーんして?」
涼「・・・だから」
絵里香「あーん」
涼「・・・」
足を固定しているので逃げるに逃げられない。
絵里香「あーん、して?」
涼「一回だけだ」
絵里香「わ、ちょっとびっくり。涼って時々甘えん坊だよね」
涼「・・・自分で食べる」
絵里香「嘘だってば、はい、あーん」
涼「・・・あーん」
これは・・・予想以上に恥ずかしい。
こんな場面誰かに見られでもしたら、
愛「神谷くん、足の具合は・・・ってあら?」
涼「ぶほっ!」
絵里香「ちょ、涼!」
・・・見られた。それも決定的瞬間を。
愛「・・・お邪魔だったみたいね。ごめんなさいね? 専属看護婦さんがいるとは知らなかったの」
そう言って竜胆先生はそそくさと出て行ってしまった。
絵里香「もしかして、これで愛ちゃん公認?」
涼「もう、好きにしてくれ」
絵里香「うん、好きにするよー?」
その後、おかゆを全てあーんで食べさせられたのだった。

f-6 小夜ちゃんは食いしん坊。-3000

――おいしいね。
涼「いつも何かしら食べてますよね、先輩」
――食いしん坊じゃないよ。
涼「いや、その、何だか小動物っぽくて」
――ハムスター?
涼「そうですね、リスとかそんな感じの」
――可愛い?
涼「・・・可愛いです」
――うれしい。
少し、顔が赤い。
言った僕も、顔が火照って来るのを感じた。
――どうしよう、どうしよう?
涼「どうしたんですか?」
――体が熱いの。
涼「・・・日差しにやられたのかもしれない。あっちの木陰に行きましょう」

先輩の体を支えながら近くの木陰まで歩く。
少し触れただけで、体が熱を帯びていることがわかった。
――ごめんなさい。
涼「気にしなくていいです。何か冷たい飲み物を持ってきますね」

しばらく木陰で休むと、先輩の熱も下がったようだった。
――優しいね。
じーっ、と見つめられる。
涼「・・・ええと、普通です」
じーっ。純真な眼差しで。
涼「・・・まあ、優しいのかもしれません」
それは先輩だから。
――だいすき。
ちゅっ。
涼「あ・・・」
不意打ち過ぎるキス。
今度は僕の体が火照って止みそうに無い。

f-7 涼ちんファンクラブ+10人。みんなから1000徴収。

絵里香「第一回涼ちゃんと遊ぼう!〜ポロリもあるよ〜 どんどんひゅーひゅーぱふぱふ」
瑠璃「どんどんひゅーひゅーぱふぱふ〜」
涼「ええと、どこから突っ込めばいいのかな」
撫子「ポロリもあるのね」
桜子「・・・撫子、それは」
撫子「具体的には何をするのかしら?」
絵里香「涼をからかって遊ぶための会でーす」
瑠璃「面白そうだねー」
涼「・・・いつもからかわれている気がするんだが」
絵里香「ええと、会員の皆さんから質問のおハガキが来ています。ええと、神谷くんは、週に何回くらい自家発電を致しますか? by2−Aの女神 だってさ」
涼「そんなの答えられるわけないだろう」
絵里香「えー? 空気読めー」
涼「大体、そんなこと聞いてどうするんだ」
瑠璃「・・・ぽっ」
撫子「涼も男の子よね。そういうことに興味があるのかしら。姉さんも知りたいんじゃないの?」
桜子「私は・・・別に」
そう言いながら、何でそわそわしているんだ・・・。
絵里香「んじゃー、三択でどうよ? 1.毎日 2.週に2、3回 3.しない」
涼「黙秘権を行使する」
瑠璃「あのね、私は2だと思う」
撫子「あら、意外と1なんじゃない?」
桜子「・・・私は3です」
・・・これは困った。
絵里香「2でしょ?」
涼「・・・違う」
瑠璃「じゃあ1?」
涼「違う」
撫子「まさか3、てことはないでしょう?」
涼「違います」
桜子「つまり、一日2回以上・・・?」
絵里香「うわっ、エロ涼! こりゃ涼の彼女になる人は大変だわ」
瑠璃「・・・頑張る!」
涼「だから違うと」
絵里香「えーと、次の質問です。神谷さんの初体験は・・・」
・・・こんな感じで延々といじられました。

f-8 肝試しで愛ちゃんに抱きつかれ成功。+100000

愛「これは、リベンジってことよね」
涼「ああ、遊園地ですか?」
肝試しでは竜胆先生とのペアになった。
彼女は大人ではあるが、見た目通り怖がりな人だ。
愛「今度は負けないから!」
涼「ええと、このルートを通って神社に置いてある蝋燭を取ってくるみたいですね」
愛「ええ、頑張りましょう」
肝試しに頑張るも何もないと思うのだが、小さく力こぶを作る先生を見ると、何も言えなくなってしまう。

愛「いいいいいいいいやあああああああああああっ!」
結局抱きつかれ、腰を抜かし、最後には泣いてしまいましたとさ。

愛「ううっ、ごめんね、恥ずかしいところ見せちゃって」
涼「・・・いえ」
・・・この泣き顔は貴重かもしれない。

f-9 野生の熊にからまれる。-20000(イチャラブ☆保険があればアホの子のテレパシーで半額)

瑠璃「涼くんこの辺に野生のうさぎが出るんだって」
涼「野生のは見たことないな。動物園でならあるんだが」
瑠璃「かわいいよね、うさぎさん」
・・・姫宮には敵わないよ。
はて、この台詞はどこかで言った記憶があるな。
ガサガサ。
涼「ん? 姫宮、何かいる!」
瑠璃「うさぎさん?」
熊「くまー!」
涼「熊!?」
そういえばさっき『熊出没注意』の看板を見たきがする。
瑠璃「くま?」
涼「姫宮、逃げよう」
瑠璃「んー? 平気だよ」
平気なものか。相手は猛獣だぞ?
熊「くまー!」
瑠璃「うん? そうだね、お腹すいてるの?」
熊「くまー?」
涼「・・・姫宮?」
瑠璃「えっと、あ、バナナがあるけど食べるかな」
熊「くまー」
瑠璃「ふふー」
なんと、熊と会話している。

その後、熊は満足したのかその場から去っていった。
涼「すごいな、人の心だけじゃなくて、動物の言葉もわかるのか」
姫宮「どうかな、なんとなく、だよ」
なんとなくでわかってしまう辺りが姫宮の姫宮たる所以だろう。
ガサガサ。
瑠璃「あ、うさぎさんだ。可愛いな、可愛いな」
それは今日一番の笑顔だった。

f-10 バンガローを借りてバーベキュー。-6000

トシ「第875回!」
ジュン「バーベキュー大会!」
絵里香「いえーい! 肉よこせにくー!」
あざみ「絵里香さん! 野菜も食べないと駄目です!」
瑠璃「涼くん、涼くん、焼いてあげる」
涼「・・・いや、自分でできるから」
瑠璃「私はあんまり食べられないから、ね?」
確かにその小さい体にはそんなに許容量があるようには見えなかった。
絵里香「肉うまー! 何牛これ? 飛騨牛? 神戸牛? オージービーフ?」
ジュン「確か近江牛だったかな」
トシ「美味けりゃ何でもいいじゃん」
瑠璃「焼けたよー。はい、あーん」
涼「だから、自分で食べられるって」
瑠璃「あ、熱いの駄目なんだよね。ふーふーっ」
涼「猫舌でもない・・・」
瑠璃「はい、涼くん、あーんして?」
涼「だから」
絵里香「いただきー、ぱくり。もぐもぐ・・・おいひぃねー」
瑠璃「エーリーちゃーん!」
絵里香「やっばー、マジ怒りだこれ、涼、後は任せた!」
涼「お、おい、勝手な奴だな」
瑠璃「ごめんね、もう一回焼くからね」
結局僕があーんするまでこの展開は繰り返されるのであった。

f-11 トシでストレス解消。ファンクラブ10人につき-1000

トシ「なあ、何で涼にはファンクラブがあって、俺にはないんだ?」
ジュン「少なくとも涼だったらそんなこと聞かないよね」
涼「日下部は、いい奴だと思う」
絵里香「うん、どーでもいい奴ね」
トシ「ひでぇー。どうせ俺は空気だよ」
瑠璃「トシくん、空気は大事だよー? ないと死んじゃうもん」
絵里香「えー? トシはいなくても死なないけど、涼がいないと私、死んじゃう!」
瑠璃「・・・ごめんね、トシくん。私もそうかも」
トシ「世界なんて消えてなくなればいいのに」

f-12 撫子に膝枕。+25000

撫子「・・・で、甘えるってのは具体的どうすればいいのかしら?」
涼「そう、ですね。まずは肩の力を抜いてください」
撫子「そんなに肩肘張って生きてるように見える?」
涼「ええ。少し無理してるんじゃないですか?」
撫子先輩は少しうつむいて、ポツリと呟いた。
撫子「・・・そうね、少し疲れちゃったかも」
涼「膝枕なんてどうですか? 僕も小さい頃によくやってもらいました」
撫子「まあいいわ。試してみましょう」

・・・膝枕中。

撫子「ねぇ、これ逆に疲れない?」
涼「頭を浮かせてるからですよ」
撫子「だ、だって、頭乗せたら重いじゃない」
涼「乗せないと意味ないですよ」
撫子「・・・」
少しだけ、頭を膝に乗せる。
なでなで・・・。
撫子「頭を撫でられるのって、いつ以来かしら。小学生?」
涼「そうなんですか・・・まあそうでしょうね」
彼女が誰かに頭を撫でられている姿を想像できない。
なでなで・・・。
撫子「ひょっとして、頭撫でるの得意?」
涼「・・・どうなんでしょう」
ちなみに撫でられるのは得意だ。

撫子「すぅ・・・すぅ・・・」
いつの間にか、先輩は寝息を立てて、眠りについてしまった。
寝ている時の顔は力が抜けて、とても可愛らしく見える。

撫子「・・・ん・・・え?」
涼「おはようございます、先輩」
撫子「う、嘘? 私、涼の膝で、寝ちゃった?」
涼「それはもう、ぐっすりと」
撫子「な、何で起こさないのよ!」
涼「先輩には休む時間も必要なんですよ」
撫子「だからって・・・ふぁっ」
涼「どうしたんですか?」
撫子「足が痺れて立てないのよ!」
涼「じゃあ、もうしばらくこうしていてください」
撫子「――!」
いつもとは逆に主導権を握ることができて、少し嬉しかった。

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