Garden―アイの庭へようこそ―

Welcome to our Garden.

Garden人生ゲーム〜涼ちゃんといっしょ〜

1(a-0~a-12) 2(b-1~b-4) 3(c-1~c-15) 4(d-1~a-15) 5(e-1~e-15) 6(f-1~f-12)
7(g-1~g-4) 8(h-1~h-9) 9(i-1~i-17) 10(j-1~j-4) 11(k-1~k-9) 12(L-1~L-20)
13(m-1~m-6)

d-1 みんなで海へ。カキ氷奢りなっ! -20000

絵里香「涼、あの島まで競争!」
涼「は?」
絵里香「だーかーらー、競争! いいよね?」
涼「何だってそんな・・・」
ここから島まで結構距離はある。
普通に往復するだけでも大変だ。ましてや競争だなんて。
トシ「じゃあ絵里香に1000円」
ジュン「なら僕は涼に1票かな」
あざみ「お金をかけないでください!」
絵里香「ほらー、ここでみんなの期待を裏切るわけ?」
瑠璃「空気読めてないよね?」
キミに言われたくない。
瑠璃「あー! 今、キミには言われたくないって顔したー!」
涼「ハンデはなしだぞ?」
絵里香「ふっふーん、負けた方がカキ氷奢りってことでっ!」
いきなり絵里香が駆け出した。
涼「卑怯だぞ!」
絵里香「いいじゃん、けちけちするなー!」

結局、この差が響いてカキ氷を奢る羽目になってしまった。

d-2 涼ちんファンクラブ+10人。みんなから1000徴収。

絵里香「ふむ、今日はプラス2名、っと」
涼「絵里香、何だそれは」
絵里香「んー、これ?涼ちんファンクラブの名簿」
涼「・・・なんだって?」
絵里香「だから、涼のファンクラブの会員名簿」
めまいがした。
確かに、前の学校でもそんなものはあったらしい。
だが実際目の前にすると呆れて言葉も出ない。
絵里香「ち・な・み・に会員番号1番、星野絵里香!」
涼「諸悪の根源」
絵里香「会員番号2番、姫宮瑠璃!」
・・・姫宮、キミって奴は。
絵里香「会員番号173番、鈴村あざみ!」
涼「す、鈴村まで?」
絵里香「涼サマブロマイドで一発で陥落よん? 今度ファンクラブイベントやるから」
――だから、よろしくね?
涼「あのな、絵里香。本人のいないところで勝手に」
愛「あら、私もファンクラブにに入れるのかしら?」
絵里香「おー、愛ちゃんも入る? 今なら涼ちゃんとドキドキデートタイム抽選券も付けちゃう!」
愛「それは・・・とても楽しそうね」
めまいがした。
それも、さっきよりも酷いやつが。

d-3 イチャラブ配給日 -5000でにこにこー保険。

――あそぼ?
袖を引かれた。
涼「いや、今日は図書委員会が・・・」
桜子「他の方には私から言っておきます」
あっさりと退路を断たれてしまった。
――かくれんぼ。
かちかち。音を鳴らしながら、先輩は駆け出して行ってしまった。
涼「困ったな」
桜子「小夜ちゃんは、前も今も変わっていません」
涼「え?」
桜子「ひたすらにまっすぐ、純粋な、そんな人です」
涼「・・・ああ」
それはわかる。
とにかく表裏がない。誰が相手でも同じ態度。
桜子「でも、神谷さんにだけは違うのかもしれませんね」

さて、先輩はどこに隠れたのだろうか。
とりあえず校舎の外に出てみた。
よくよく考えたら無謀だったかもしれない。この広い敷地内全部が範囲だよな?

かちかち。
涼「・・・あ」
あっさりと。
まるで待ち合わせでもしていたかのように。
――見つかっちゃった。
涼「先輩ならどこに隠れていても、きっと見つけられますよ」
今日は少しだけ、口が軽いのかもしれない。
――ありがとう。
ぎゅっ、と手を握ってくる。
涼「どういたしまして」
僕もその小さな手を握り返した。

d-4 屋上で絵里香を抱きしめる +50000

涼「おかえり、絵里香」
絵里香「ただいま、涼」

絵里香「涼は、お金なんかなくても、私のこと好きだって言ってくれるよね? 優しくしてくれるよね?」
涼「優しいのかどうかはわからないけど・・・絵里香のことは好きだ。誰よりも」
絵里香「っ・・・あは。知ってたけど、ね」
抱きしめる腕に、力を込めた。
こんな時だっていうのに――なんだってこうも可愛いんだろう、キミは。

涼「いいこいいこ」
絵里香「・・・子供みたい・・・なんて・・・っあはは。こんなの、子供の頃にしてもらった記憶、ないけどね」
――でも、気持ちいいね、素敵だね。

絵里香「誰かさんがいっぱい愛してくれちゃうからだよ。少し勘違いしちゃったみたい。娘の私が真剣に話せばわかってくれるよね、とか。なんだかんだで、娘のこと大事に思ってるよね、とか」
涼「そう言われると・・・なんだか、僕のせいで傷ついたみたいだ」
絵里香「うん、涼のせいだね。瑠璃とかあざみんのせいもあるけど、涼がダントツ一番だと思う」
――だから責任取ってね?

絵里香「千夏ちゃんには悪いけど、涼がここにいてくれて良かった。私の側にいてくれて良かった」
ああ――良かった。
秀英学園に転入してきて、キミに会えて、素敵な友人に会えて、走って、生きて、そうして今、ここに立つことができて・・・
絵里香にそう言ってもらえて、好きになれて本当に、本当に良かった。

一つ、また一つと浮かび上がった小さな灯火が幾重にも重なり闇を払うその様は、力強く、美しい。
星みたい――絵里香がつぶやいた。
地上という名の空に揺れる、無数の星々の瞬き。
それは確かに彼女にとっては手を伸ばしても届かない、遠い輝きなのだろう。
だけど、人は前に進むことができるんだ。 空を飛び、宇宙を目指し、やがて月に立つことができたように。
僕が、ここにいるように。
だから、ねえ絵里香――
僕がいつか、キミを連れて行ってあげる。
あの、星の海に。
キミに相応しいような、上等なやつは用意できないかもしれないけど・・・
いつも灯りがついていて、いつもキミを迎える誰かがいて、夕食前には いい匂いがする――そんな船できっと。

d-5 涼サマファンクラブ+20人。みんなから2000徴収。

絵里香「ふむふむ、今月は4人増だから会費がプラス・・・」
涼「会費まで取っているのか?」
絵里香「だってさー、こっちも慈善事業じゃないってわけですよー? 」
果たして、僕にお金を払わせるだけの価値があるのか?
本当の僕を知ったら皆離れていってしまうに違いないのに。
そもそも僕には1銭も入ってきてないのだが・・・。
絵里香「この前さー、体育祭のリレーで大活躍だったでしょ? あれでまーた増えちゃってもう大変よー」
涼「絵里香は、何で・・・」
――そんなことをしなくても、いつも傍に居るのに。
絵里香「んー? 結局さ、誰かが仕切らないと収拾がつかないわけですよ。我先にって告白でもされたら涼も大変じゃん? だから、皆が抜け駆けしないようにこういう形を取ってるの。あんだすたん?」
そんなもんなんだろうか。
確かにこっちに転入してからは一度も告白されたことはない。
もっとも以前も告白なんてされた覚えは大してないんだけれど。
絵里香「千夏ちゃんが」
涼「・・・え?」
絵里香「最初から誰かが隣に立ってたら、諦めもつくかも、ね。涼は今、好きな人いないでしょ? 誰かと付き合うことになったらファンクラブの役目も終わり」
その隣に立つのは誰?
――それは、
絵里香「私・・・」
涼「絵里香?」
絵里香「隣に立ちたい、な」
何も言えなかった。
絵里香「な、なーんてね。あ、そうだ、涼。今度写真撮らせてよ。会報に載せるから」
僕は一瞬だけ出した手を――抱きしめそうになった――引っ込めた。

d-6 アホの子が通信販売でお買い物。-3000

早起きは三文の得。
実際には三文なんて大した額じゃないらしいが。
瑠璃「涼くん、おはよう」
絵里香「おっはよー、涼」
あざみ「おはようございます」
涼「ああ、おはよう」
夢見が悪かったせいか、彼女達の生気に満ちた挨拶に癒される自分が居た。
瑠璃「怖い夢、見ちゃった?」
涼「・・・そう、なるのかな」
姫宮に嘘をついても仕方がない。ここの短い生活でも、もう十分に思い知らされた。
絵里香「ほら、いいこいいこしてあげるよー?」
絵里香の伸ばしてくる手を何とかかわす。
あざみ「神谷くんもジョギングですか?」
涼「そう、だな。散歩だと物足りないかもしれない」
絵里香「聞いてよ、涼! 昨日風呂場で瑠璃と体重を量ったら・・・」
瑠璃「え、エリちゃん!」
あざみ「二人とも十分スレンダーですよ? 少し羨ましいです」
絵里香「あざみんはちっちゃくてぷにぷにしてる方がいいのー!」
瑠璃「べ、別に走って痩せようとか、そういうのじゃないから、ね?」
そんな風に念を押されても困る。
そもそもそのしなやかな体のどこに余計な肉がついたと言うのか?
絵里香「目つきがエロいぞ、涼?」
涼「いや、どこにも余分な肉なんてないだろ?」
絵里香「それがエロいんだっつーの」
――うりうり、絵里香の得意な攻撃。
一方で、姫宮は真っ赤になってもじもしている。
朝から妙な空気になってしまった・・・。

絵里香「と、言うわけで、ダイエットグッズを買うことにけってーい!」
涼「・・・あれって効果あるのか?」
昨日の深夜番組でやってたアブなんとかのことだろう。
腹筋に当てて振動させるだけで痩せるとか云々。
絵里香「ふっふーん、瑠璃に内緒でプレゼント用意するんだから、涼も協力すること」
涼「買うならもっといいものがあるだろう」
絵里香「わかってないなぁ、涼ちんは。プレゼントってのは気持ちが大事なの」
・・・後は面白さってことか。
こうなったら絵里香を止める術はない。
素直にアブなんとかを買うのに協力するしかないな。

d-7 文化祭で大もうけ。+20000

絵里香「目指せいっちばーん!」
瑠璃「おー!」
――メイドカフェ。
文化祭での2−Aの出し物。
トシ「涼、俺このクラスで本当に良かったと思う」
涼「まあ、その意見に反論はないな」
ジュン「うちのクラスはレベル高いからねー」
春日・姫宮のツートップに、絵里香や鈴村もなかなかにメイド服が似合っていた。
世のご主人様どもを昇天させるのに十分な破壊力を秘めている。
桜子「おかえりなさいませ、ご主人様・・・」
絵里香「おかえりなさいませー! ご主人様」
開店早々、ひっきりなしに客が訪れる。
それも99%が男だ。
美人のメイドさんが給仕してくれる――そんな評判が評判を呼び、昼過ぎには行列が階段のところで折り返すほどの盛況を見せていた。
愛「みんな、頑張ってるわね」
絵里香「愛ちゃん! 応援に来てくれたんだ」
愛「みんな、すごく似合ってるわ。はい、差し入れ」
トシ「先生だって着たら似合いますよ、絶対」
愛「や、やだわ、もう。大人をからかうものじゃないわよ?」
・・・似合わないわけがないだろう。
彼女の容姿は、このクラスの平均レベルをさらに上昇させるだけのものがある。
絵里香「じゃーさー、愛ちゃんにも着てもらおうよ。涼も見たいよね?」
瑠璃「さんせーい!」
愛「ちょ、ちょっと絵里香さん?」

着替え中・・・。

愛「あ、あの、どうかしら?」
絵里香「か、可愛いーっ!」
トシ「うひょーっ」
瑠璃「うん、すごく似合ってるよね?」
涼「あ、ああ」
・・・いきなり同意を求めないでくれ。
愛「か、神谷くんに褒めてもらえるってことは、自信を持っていいのかしら?」
だから、何で僕に同意を求めるんだ?
絵里香「涼、せっかくだから練習してあげなよ」
涼「それは・・・」
愛「いらっしゃいませ、ご主人様」
ああ・・・ずるいな、これは。
その可愛らしい上目遣いに、身も心もトロトロに溶けてしまいそうだ。
愛「これは、ちょっと恥ずかしいわね」
もじもじしている姿がまた・・・。
『また』って何だ? 僕は『また』の後に何を続けようとした?

結局、2−Aのメイド喫茶『Garden』が文化祭でのNO.1売り上げ達成したのだった。

d-8 (強制)追加ルートを買う。早いもの勝ち。

トノイケです。

先日の日記の更新に対して、
たくさんの方から叱咤激励のメールを頂き大変驚いております。
メールを下さった皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。

(中略)

 また、制作の手順についてですが、
  同時に2つのシナリオをまとめて上げるという形ではなく、
  1シナリオずつ順番に仕上げていく、という形式を取らせて頂くつもりです。
  仕上げる順番については恐らく竜胆愛、姫宮瑠璃の順になると思われます。

・星野絵里香シナリオの一部場面における違和感について

皆様にはカキ氷を奢りますのでご容赦ください。

・星野絵里香と姫宮瑠璃の3Pの有無について

トノイケが書かないなら俺が書く!
・・・書けるかなぁ?

d-9 涼くんファンクラブ+10人。みんなから1000徴収。

瑠璃「ふふー」
涼「嬉しそうだな」
瑠璃「あ、涼くん。こんばんは」
姫宮はすこぶる上機嫌のようだ。跳ねるように歩く君はまるで・・・。
瑠璃「写真・・・あげたよね?」
涼「うん?」
瑠璃「歓迎会の時に、写真あげたよね」
涼「あ、ああ。あれか」
姫宮だけじゃない。クラスの女子全員の写真が、生徒手帳のメモのページに貼られている。
瑠璃「涼くんは、小さい頃から可愛かったんだね」
涼「何の話だ?」
瑠璃「んー? お互いがお互いの写真持っているってことかな」
涼「僕の写真を?」
瑠璃「そうだよ? ほら、これ」
そこには転んで泣きじゃくっている小さい頃の僕が写っていた。
涼「・・・どこからこれを?」
瑠璃「ひ・み・つ」
・・・前に皆を家に呼んだ時に彩ちゃんが配った?
絵里香「瑠璃の今夜のオカズだよねぇ」
瑠璃「エリちゃん! ・・・使わないから、ね?」
――ホントだよ? 念を押されてしまった。
何に使うかなんて問う気はないのだが。
そもそも部屋で使うのはマズイだろう。絵里香もいるんだし。
まさか、絵里香も?
・・・僕は何を言ってるんだ。

d-10 撫子のデッサンモデルをする。+15000

撫子「さ、脱いで」
涼「は?」
思わず間抜けな声を出してしまった。
撫子「ふふ、ヌードモデルだと思った?」
・・・からかわれたのだ。
そう理解した時には顔に血が上っていた。
撫子「そうね、ヌードは今度に取っておくとして、今日はそこに立っていてもらえばいいわ」
涼「・・・はい」
撫子先輩の言われるままに、立ち位置を変えたり、ポーズを取ったり。
撫子「・・・」
デッサンをしている撫子先輩は真剣そのものだ。
もっとも、何をするにしても彼女は真剣なのだが。
撫子「はい、今日はこれでおしまい」
いい加減、足が痛くなってきたところで、今日は終了のようだ。
涼「いい絵は描けましたか?」
撫子「・・・そうね、モデルがやる気ならもっといいものが描けたのかしらね」
――次は期待してるわ。
そう言って、僕のお尻をひと撫でしてから撫子先輩は美術室から出て行ってしまった。
涼「・・・戸締り、しなきゃ駄目か」

d-11 涼ちゃまファンクラブのグッズが売れる。会員がいる人全員から2000徴収。

絵里香「涼ーーーーーっ!」
涼「うおっ!?」
背後からいきなり飛びつかれた。
絵里香「お、おおー。結構いい体してるね」
ぶらーん、と首からぶらさがる絵里香。
涼「絵里香、首が絞まる・・・」
絵里香「あ、ごめんごめん」
涼「で、何か用事でもあるのか?」
絵里香「用事? 何か用事がないと抱きついちゃだめなのぉ?」
・・・そんな甘えた声を出さないでほしいな。
涼「後ろからいきなりはやめてくれ。寿命が縮まる」
絵里香「そっか、それは大変だねー。今度からは前から行くよん」
前から来られると余計困るな・・・。
絵里香「そーだ、一個だけ、お願いしていーい? いーでしょー? うん、って言えー!」
涼「・・・内容による」
どうせ、どんな内容でも絵里香に押し切られてしまうのだけれど。
一応、形だけでも抵抗しておかないと。
絵里香「涼のスリーサイズが知りたいなぁ」
涼「・・・聞いてどうするんだ?」
絵里香「んー、ウエストはこれくらい、か」
聞いちゃいないし。腰に手を回してくるし。柔らかいし。温かいし。いい匂いがするし。
絵里香「バストはどうかなー?」
ぎゅっ。
涼「え、絵里香、これは流石に・・・」
絵里香「スキンシップ、スキンシップー」
傍から見れば抱き合っているように見える。
誰かに見られでもしたら大変だ。
愛「愛されてるわね、神谷くん」
あざみ「これは、ちょっと愛されすぎでは・・・っていうか校内で不純な行為はしないでくださいっ! っていうか涼サマから離れなさいって言ってるでしょこのすっとこどっこ・・・い・・・ですよ?」
既に遅かった。
って言うか涼サマ?
絵里香「ごっめーん、あざみん。会報に載せるスリーサイズ測ってたんだ」

会報は大好評のようです。

d-12 イチャラブ配給日 図書券1枚3000

にこにこー
なでなでなで。
―もっと?
なでなでなでなで。
―もっと?
なでなでなでなで。
―もっと?
なでなでなでなで。

僕はいい加減腕が疲れてくるまで先輩を撫で続けた。
とても、とても幸せな時間。
二人で過ごす間は時の流れが違うようだ。
――二人一緒で、嬉しいな。
このまま時間が止まってしまえばいいのに。
なんて、思うのは僕が参ってしまっているからに違いない。

d-13 桜子との仲がよくなる。図書券1枚につき+5000

あなたが――あなたが歩きだせるのなら、私も歩きだせるのかもしれません。
桜子「神谷さん?」
涼「あ、ああ。」
少しボーッとしていたらしい。
今日は二人で図書館に居る。
もっとも、図書委員とは関係ない。
桜子「わからないところがあったら聞いてください」
涼「ああ、そうさせてもらうよ」
二学期になって、春日は良い方向に進みつつある。
以前よりもクラスに溶け込もうとしているし、僕との距離も・・・。
涼「春日と・・・」
桜子「え?」
涼「いや、二人並んで図書館で勉強している姿なんて想像できなかったな、ってさ」
初めて会ったあの日。春日は何て言ったっけ。
桜子「・・・まだ、間に合いますよね」
涼「間に合うさ。君だって」
ゆっくりと時間が流れる。
二人だけの時間。
桜子「神谷さんは、不思議な人です」
涼「僕が?」
桜子「ええ、とても」
何が、とは言わなかった。
でも、その微笑を見ていたら、悪い解釈はできそうにない。

d-14 絵里香の愛の罠にはまる。一回休み。

絵里香「り・ょ・う・ち・ゃ・ん? ふー」
涼「っ!」
いきなり耳に息を吹きかけられた。
絵里香「・・・感じちゃった? このど・エ・ム」
涼「馬鹿なことを言うな」
感じた――わけではない。ちょっと背筋がゾクゾクしただけだ。
絵里香「んー? 涼は耳が弱いんだねぇ。ふー」
涼「ぁ」
思わず声が漏れた。
絵里香「ほらぁ、素直になりなさいって」
断じて感じてなどいない。ちょっと全身に電流が走っただけだ。
絵里香「舐めたら・・・どうなるのかな? ぺろっ」
涼「!」
頭の中が真っ白になった。
これは・・・すごい。何がすごいって、何もできなくなるのだ。
思考も呼吸も全てが停止するほどの快感。
あらゆる神経が快楽に焼き尽くされるような感覚。
絵里香「ちょ、ちょっと涼! 大丈夫?」
涼「・・・え? ああ、大丈夫だ」
これは、絵里香に悟られてはマズい。
今後のことも考えれば。
絵里香「ふーん? ひょっとして、ひょっとしたりする?」
涼「何のことだ?」
絵里香「涼って、嘘がつけないよね」
――くすくす。
敵わないな。
僕はきっとこの先も、ずっと絵里香には負けっぱなしなんだろう。

d-15 (強制ストップ)自分の好きなキャラとその理由を述べ、ルーレーットを回し奇数・偶数でルート選択し1マス進む。

諸君、私は絵里香が好きだ
諸君、私は絵里香が好きだ
諸君、私は絵里香が大好きだ

Gardenが好きだ
いいこいいこが好きだ
うーりうりーが好きだ
膝枕が好きだ
抱きしめられるのが好きだ

アイの庭で
別荘で
屋上で
涼の部屋で
僕の隣で

この地上に存在するありとあらゆる絵里香が大好きだ

物理的に近すぎる絵里香が好きだ
にゃんにゃん、って甘えてきた時など心がおどる

母性本能全開甘やかしパワーMAX絵里香が好きだ
元気一杯な笑顔を見た時など胸がすくような気持ちだった

屋上での絵里香が好きだ
優しく抱きしめた時など感動すらおぼえる

スパッツを脱がしている時などもうたまらない
それの匂いをくんくんするのは最高だ

こっちが手を出せないのをいいことに、
耳と尻を同時に攻められた時など絶頂すら覚える

人懐っこい絵里香が好きだ
あざみんルートの絵里香はただのイヤな子になってるのはとてもとても悲しいものだ

トノイケの書いた絵里香が好きだ
トノ以外の文章が混じるのは屈辱の極みだ

諸君 私は絵里香を幸せにできる涼を望んでいる
諸君 私に付き従う絵里香好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なる絵里香を望むか 
糞の様な絵里香を望むか?
涼のお姫様の絵里香を望むか?

絵里香!! 絵里香!! 絵里香!!

よろしい ならば絵里香だ

だが、海でカキ氷奢りなっ!に耐え続けて来た我々には
ただの絵里香ではもはや足りない!!
大絵里香を!! 一心不乱の大絵里香を!!

我々はわずかに小数
エロゲ総人口に比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の甘えん坊だと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人のスーパー甘えん坊軍団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、祭りに参加したいだけの奴らを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう

連中に至高のトノイケゲーであることを思い出させてやる
連中に究極の☆画野朗ゲーであることを思い出させてやる
絵里香には奴らの哲学では思いもよらない、信者じゃない人にまで瞬間最大風速はGardenが一番と言わしめた絵里香ルートがある事を思い出させてやる
1000人の甘えん坊の集団で 世界を絵里香で埋め尽くしてやる

目標 ニチレイ

ニチレイマーケットGarden作戦 状況を開始せよ

逝くぞ 諸君

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